京都府医師会 会長挨拶

第46回 京都医学会開催にあたって

 

京都府医師会 会長 松井 道宣
京都府医師会 会長
松井 道宣

 今般の新型コロナウイルス感染症により、最前線でご尽力されている会員の先生方および医療従事者の皆様には心より感謝申し上げます。

 これまで京都府医師会は学術専門団体としてさまざまな形で会員の研修の場を設けてきました。その一環として、今年も9月27日(日)に46回目となる「京都医学会」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の情勢を鑑み、今回は従来の集合型開催ではなく、全プログラムをWEB開催とすることにいたしました。

 会員同士の交流をはかる学術研鑽の場を提供することができないことは誠に残念ではありますが、かつて経験のない非常事態の中で、このWEB開催が会員の皆様の研鑽にとっても地域医療を守る医師会の使命を果たすためにも、貢献できることを心から願っております。どうかWEB開催へのご支援とご協力のほど、お願い申し上げます。

 さて、今回、特別講演では「消化器外科領域におけるロボット支援手術の最前線」をテーマに、ダヴィンチを使った 消化器系の手術で日本トップクラスの執刀数を誇る藤田医科大学 総合消化器外科学講座 主任教授の宇山一朗先生にご講演いただきます。保険適用となる術式も徐々に増え、府内でもロボット支援手術を受けられる施設が増加してきた中で、最近の動向や今後の展望について知る貴重な機会になることを願っています。また、シンポジウムでは「がんゲノム医療の現状と展望」をテーマに京都大学大学院医学研究科 腫瘍薬物治療学講座 教授の武藤学先生の企画により、がんゲノム医療の府内の医療連携体制や医療倫理などの観点から最新の動向についてご講演いただきます。2019年に遺伝子検査が保険適用され、普及に向けて本格的に始まっておりますが、府内の実態を共有し、治療の選択肢の一つとして考える機会にしていただきたいと思います。

 一般演題では、先生方の日頃の実践の成果を発表、討議する場として、毎年、多くの先生方にご活用いただいております。今年はWEB上での発表となりますが、日常診療に即した多数の演題発表により、地域の患者への適切な医療提供に寄与することを願っております。

 また、今年度から研修医の先生が経験した症例等をご報告いただく機会として「初期研修医セッション」を設けました。優秀な発表は、後日、表彰いたしますので、是非若い先生方の発表をご覧ください。

 先生方におかれましては、新たな生涯教育研修の形態としてより一層発展させていくための一助とすべくご理解いただきますとともに、是非、多数のご参加、ご視聴いただきますようよろしくお願い申し上げます。